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ブナ イラスト
Character

 木無 なやか

 きなし なやか
深い森の奥で育ったお嬢様。環境の変化に弱いので、扱いはデリケートに。

やや気難しい面もありますが、性格を見極めれば、その魅力を引き出す事ができます。

ブナ

 ? / 山毛欅 ブナ
 落葉広葉樹 / ブナ科 ブナ属
 樹高:30m / 木材比重:0.65
 分布:北海道南部〜九州
秋田〜青森県の白神山地のブナ天然林が世界自然遺産に登録されており、世界的にも貴重なブナの植生地になっています。

山地では普通に見られる木で、木材は「しなやか」な特性を活かして椅子などの脚物に最適です。

Photo by Yokaphoto.net

Tree

 ? / ぶな
Photo by 花ざかりの森 「木」へんに「無」という漢字があてられてしまったのは、腐り易く、利用価値が無いというのが由来のようですが、あまりにブナが可哀想です。

豊かか森の植生を育む木として大切に守りつづけていきたいと思います。

ブナは比較的標高の高い場所に生育し、本州中部では標高1000mを超える地域に生育しています。このため、里山など身近で見られる事は少なく、樹木としての馴染みはあまりありません。

しかし、ひとたびブナ林に足を踏み入れると、いくつもの巨木がそそり立ち、圧倒されるような雄大な風景を作り出します。
ブナだけで作られた純林もありますが、他の樹種との混合林も形成します。

ブナの樹皮は、ネズミ色のザラザラとした樹皮ですが、地衣類などがついて、独特の模様を描き出しています。

ブナの実は先が割れて、中から断面が三角形の種子が出て来ます。

この種子を動物が好んで食べるので、森の動物にとっても大切な樹木です。

Material

木材

 ブナ / ぶな
良質のブナは突き板などの需要で利用されます。大きな樹は森の奥にあり、伐採されても簡単に搬出出来ません。手に入るのは大きくて直径40センチ程度のもので、ねじれ、曲がりが多く、厳しい天然林で育った苦労を感じさせます。

製材後も大きなねじれ、変形、割れを起こすので、用途を見いだすのが難しく、一枚板のテーブルには不向きですがが、小さな木製品には十分利用出来ます。上手に木目を読めば、丈夫な椅子が出来ます。

日本産のブナは、やや茶色がかった肌色の雰囲気で、木目はあまり明瞭には表れません。

柾目面にはナラと同じく斑(ふ)が現れ、ナラよりもずっと小さく赤っぽい色をしています。この斑が無ければ、何も特徴のない普通の木材になってしまいます。小さな斑が可愛らしいアクセントになっていて、ブナらしさを表しています。

ブナには辺材と芯材を明確に区別できる境界が見当たらない木です。芯に現れる一見芯材に見える部分は偽心材と呼ばれています。この部分は小さな割れが多く、色も不均一なので、基本的には使いません。
ブナは腐り易い木なので、少し屋外に放置するだけで腐朽菌が入り、変色を起こします。

ただ、変色を起こしたからといって、まだ材そのものは堅くしっかりしている場合があります。変色部は茶色の模様と、境界部に黒い輪郭模様が入り、面白い模様を描き出します。こうした変色部をあえて利用して楽しむことも木工界では行われており、「スポルテッド」という表現がされています。

樹皮はナラに比べると薄く、淡い灰色をしています。虫が付き易いので、取ってしまう方がいいです。
Craft

クラフト

 ブナ / ぶな
木の時計画像提供
良質なブナは切削、加工ともに良好なものの、やや癖のある板は堅く、加工には苦労します。

日本産のブナ材は手に入りにくいので、「ヨーロピアンビーチ」と呼ばれる外国産のブナ材がよく使われています。日本産のブナよりも白く、やや赤身がかっているものもあり、清潔な雰囲気があり、積み木などの子供用玩具を始め、身近な木製品によく利用されています。日本産のブナとは色合いが違うので、混在させない方がいいです。

ブナの最大の利点は、曲げに強いという特性です。細く加工しても折れにくいので、椅子の部材として最適で、多くの椅子の傑作を生み出しています。ウェグナーのYチェアはその代表格ですが、主にヨーロピアンビーチが使われています。

※記述は筆者の経験則によるもので、学術的な見解ではありません。  --サイトのご利用について--

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