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ヒノキ イラスト
Character

 八神 

 やがみ ひのき
素直で、穏やかで、ほのかな気品を醸し出す逸材。

神秘的な一面から、近寄りがたい雰囲気がありますが、気さくな性格なので、すぐ友達になれます。ときどき天然が混じる事も…。

ヒノキ

 桧 / 檜  ヒノキ
 常緑針葉樹 / ヒノキ科 ヒノキ属
 樹高:50m / 木材比重:0.45
 分布:福島県〜屋久島
日本を代表する針葉樹で、世界的にも良材。古来より神事で火を起こす木「火の木」が名前の由来。材としての優秀さから、神社仏閣に使われ、良材は森の中でも大切に管理されてきました。神に選ばれた木。

Tree

 桧 / ヒノキ
木材としての優秀さから、杉とともに植林され、高級イメージがありながら、蓄積量が多い木です。
樹皮は杉よりも赤みが強く、「さつまいも色」で、薄くはがれ落ちます。

林業では、和室の柱用に節の無い木を作るために「枝打ち」という作業が行われる場合があります。根から4mほどの枝を早い時期に払う事により、その後の成長で枝跡が埋まり、節の無い木材が取れます。

ヒノキはスギと比べると成長が遅いため、木材として利用するまでの期間は杉よりも長く必要になります。

ヒノキもスギと同じように花粉を飛ばして、花粉症の原因になります。スギよりも飛散時期は少し遅れます。

ヒノキの実は直径10ミリほどの球形です。

ヒノキの葉の裏側は、白い気孔がアルファベットのYの字型に並んでいます。ヒノキと良く似たサワラと見分ける場合の有効手段です。
Material

木材

 桧 / ヒノキ
古来より建築材として用いられ、神社仏閣を始め、一般住宅にまで幅広く使われています。世界最古の木造建築である法隆寺で使われているヒノキは1300年を経ています。
ヒノキは伐採後200年までは強度が上昇していき、その後ゆるやかに落ちます。水湿にも強く、腐りにくい木です。

建築材としては、腐りにくさから、土台への使用が最も多く、その他にも柱、桁などあらゆる場所に利用出来ます。内装材としてもフローリング、羽目板から窓枠、家具、建具に至まで用途は様々です。

ヒノキと言えば「香り」の素晴らしさも挙げられます。品のある爽やかな芳香は日本人が特に好む香りで、木の文化を育んで来た日本人ならではの感性です。海外では香りのある木は好まれない傾向にあるそうです。

香り成分はテルペン類と呼ばれるもので、αピネン、ポルネオール、ヒノキチオールなど様々な成分からなります。なお、ヒノキにはヒノキチオールはあまり含まれておらず、ヒバの方が多いとのこと。
木材としてのヒノキの香りは、製材乾燥直後のものと、数年以上経たものとでは香り方が違います。年月を経たものは芳醇で熟成された香りがします。

ヒノキの辺材は白で、芯材は薄いピンク色で、とても上品です。このピンク色は早い段階で落ち着いた薄い茶色に変わります。この上品なピンク色を残そうという試みもされたようですが、巧く行かないとのこと。経年変化で、やがて辺材と芯材の区別が付かないほど、全体が馴染んで薄い茶色になります。辺材と芯材の色のコントラスト差があまり無く、源平で使っても美しい表情です。

ヒノキは芯材の中間に白い辺材のような木目が現れる事がよくあります。根に近い部分に多く、原因は不明。

ヒノキの節は、濃い赤色です。油分を多く含み、光沢があって美しく、大きな節だけを取り出して、工芸品にも使われます。
この節は刃物の刃を欠いてしまうほど堅く、乾燥過程で節に干割れが入り、裏面まで貫通して割れます。節の周辺での変形も多いので、大きな節のある板は扱いに注意が必要です。
植林されたヒノキに対して、自然界で育ったヒノキは「天然ヒノキ」と呼ばれます。俗に「テンピ」と言われ、年輪が密で、美しい木目が現れます。写真上が天然ヒノキ、下が一般的なヒノキ。
ヒノキの良さは美しい色つやと、豊かな香りにありますが、最近では人工乾燥されたヒノキ材が主流となっています。人工乾燥すると、ヒノキの持つ油分が無くなり、色ツヤがあせ、香りも少なくなってしまいます。

天然乾燥は時間がかかるので、人工乾燥が主流となっていますが、木の持つ良さを失わせるのはいただけません。

写真左が天然乾燥のヒノキ、右が人工乾燥されたヒノキ。

Craft

クラフト

 桧 / ヒノキ
木の時計画像提供
加工しやすく、ほどよい強度もあり、扱い易い。ねばりがあるので、裂けたり欠けたりする事も少ない。加工してみると木材としての優秀さが良くわかるのがヒノキです。

オイルフィニッシュでも良好に仕上がります。油分が多いので、接着剤が効きにくいので注意が必要。
ヒノキの香りを楽しむために、無塗装仕上げにすることも選択肢にあります。ただ無塗装の場合は、ヒノキのヤニ成分が浮き出てくる事があるので注意が必要です。

広葉樹と針葉樹では、取り扱う業者が違うので、家具ルートでヒノキ材を手に入れるのが難しくなります。また広葉樹と針葉樹では枝の出方が違うので、広葉樹のように無節の板がヒノキでは簡単に取れません。このため、節の無い板材は平均的な広葉樹材よりも値段が高くなります。

※記述は筆者の経験則によるもので、学術的な見解ではありません。  --サイトのご利用について--

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